育毛の仕組み
人間の毛髪は、皮膚の表面にある毛幹と、皮膚内部にある毛根に分けることができます。毛根の先のふっくらしたところを毛球、毛球の真ん中の窪みの下の部分を毛乳頭と呼びます。
この毛乳頭から栄養を吸収し、毛球内部にある毛母細胞に運ばれ、細胞分裂を繰り返すことによって毛髪が作られます。それが押し上げられると毛髪が成長します。
育毛のためには、育毛剤や頭皮のマッサージが有効であると考えられがちですが、バランスの良い食事、良質な睡眠、禁煙などの規則正しい生活が最も大切です。
育毛剤について
市販の育毛剤には、毛乳頭に栄養補給するものや頭皮の血液循環を改善するもの、または両方を組み合わせたものがあります。
大切なことは、頭皮の状態に適した育毛剤を使用し、毛球部まで有効成分を行き渡らせることです。
発毛促進のために育毛剤を使用しても、頭皮や髪に合わなければ意味がありません。
育毛剤の効果と成分
ここでは育毛剤の効果とその効果を持つ成分を紹介します。
・血行促進
頭皮の血行を良くし、毛根の働きを活発化させることにより、毛髪を作り出す毛母細胞に栄養を行き渡らせます。
血行促進に有効な成分には、ミノキシジル、塩化カルプロニウム、センブリエキス、ニンジンエキス、セファランチン、ビタミンEなどがあります。
・男性ホルモン抑制
男性ホルモン「テストステロン」と酵素「5-αリダクターゼ」が結合すると、「ジヒドロテストステロン(DHT)」というホルモンが生み出され、男性型脱毛症(AGA)の原因になります。
フィナステリドやノコギリヤシエキス、リモネンなどにDHTの発生を抑制する働きがあります。
・抗炎症作用
グリチルリチン酸に頭皮の乾燥やかゆみなどの炎症を予防、改善する作用があります。
・頭皮の脂質除去
外部のダメージから頭皮を保護するために、頭皮から皮脂が分泌されます。この皮脂の分泌が過剰になると、酸化して過酸化脂質になり、毛穴に詰まったり、こびりついて、毛根の働きを悪くします。
ビタミンB6やホホバ油に余分な皮脂を除去する作用があります。